橋本の神明大神宮の境内に、祀られている大鷲神社は、昭和2年(1927年)に、
原(高尾屋菓子店)・後藤(後藤印刷所)・樋田(松屋呉服店)・竹内(竹内輪業)・大貫(大貫化粧品店)
等の各氏が、橋本商店街の繁栄と商売繁盛を願って、神明大神宮の隣に社殿を建立して、
大鷲明神を勧請して祀った。
その後、昭和46年(1971年)に、商店街有志の寄付により、現在の上屋が建てられ、
毎年11月の酉の日に、祭礼が行われるようになった。
この日には、
橋本商店街協同組合による、
酉の市が立つ。
神明大神宮の参道の両側には、行灯が沢山吊され、夜になると灯が入り、縁起物その他の露店が出て賑わう。
その他、色々の催しがあり、同協同組合では、
橋本名物「
酉の市」と称して、宣伝に努めている。
祭神については、本社を大阪府堺市鳳北町の「大鳥神社」としているが、
東京浅草千束の「鷲神社」と同様の、「日本武尊」と「天日鷲命」としている。
関係者に尋ねたが要領を得ず、勧請先は浅草千束の「鷲神社」という答えが返ってきた。