神明社

橋本の鎮守は神明大神宮という。 ここで「神明」とは祭神としての天照大神(アマテラスオオミカミ、天照大御神)の特称である。 中世の鎌倉時代以降、伊勢神宮の神霊(天照大神)を祀る神社を 「神明宮」・「神明社」「神明神社」・「伊勢宮」などというようになった。 「神宮」とは、神を祀る宮(宮殿)の意味であるが、普通は、鹿島神宮・熱田神宮などのように、神宮の称号をもつ神社をいい、 明治以降の神社制度では、単に神宮、または、大神宮というのは、皇大神宮(内宮)と豊受大神宮(外宮)との総称である、 伊勢大神宮(伊勢神宮)をいった。
天照大神は、『古事記』・『日本書紀』によれば、伊弉諾尊(イザナギノミコト)の女(ムスメ)で高天原(タカマガハラ)の主神。 皇室の祖神で、天照神(アマテルカミ)・大日婁貴(オオヒルメムチ)ともいわれる。 日の神と仰がれて、伊勢の皇大神宮に祀られ、皇室並びに国民崇の中心とされた。